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2025年10月
2025.10.30
ススやアッシュ詰まりが多い日野デュトロのDPR洗浄

今回は、ススやアッシュの詰まりが多い日野デュトロのDFRマフラー洗浄をご依頼いただきました。
このタイプのマフラーは構造上、DPRにカーボンや灰分が溜まりやすく、「目詰まりランプが頻繁に点灯する」というご相談を多くいただいています。
当社では、こうした症状を改善するために専用設備を用いたDPF洗浄を実施。
フィルター交換をせず再利用を目指すことで、コスト削減と車両稼働率アップに貢献しています。
■ 受入・点検工程
お預かりしたDPRをまず外観・内部状態を確認します。
煤(スス)やアッシュ(灰分)の蓄積量、溶損・割れなどの異常がないかを慎重にチェック。
今回は内部にかなりの堆積が見られる状態でした。エアーブローで多くの煤(スス)が確認できました。
これを丁寧に洗浄して、性能回復を目指します。


洗浄工程①:まずは水での洗浄
点検後は、内部に堆積したススやアッシュを丁寧に除去していきます。
まずは温水での洗浄を行い、フィルター内部の詰まりを緩めながら排出。
この工程だけでも大量のカーボンが流れ出します。
DPR内部は複雑な構造になっているため、水圧・温度・角度を調整し、
セラミック部分を傷めないよう慎重に作業を行います。


洗浄工程②:専用洗浄剤による徹底洗浄
一次洗浄でススをある程度除去した後、次は専用の洗浄剤を用いた本格的なクリーニングを行います。
DPR内部にこびりついたアッシュ(灰分)や油分は水洗いだけでは取りきれません。
そのため、専用薬剤を循環させながら、フィルターセルの奥まで浸透洗浄を実施します。
洗浄中には内部から濃い茶色の排水が流れ出し、内部に溜まっていた汚れが徐々に分解・除去されていく様子が確認できます。


洗浄工程③:すすぎ工程(最終洗浄)
専用洗浄剤で徹底洗浄を行った後は、すすぎ工程に入ります。
この工程では、洗浄剤の残留分や細かな灰分を完全に取り除くため、
大量の温水を逆流・順流の両方向から循環させてすすぎを行います。
排水が透明になるまで時間をかけて流し続けることで、
フィルター内部に残る不純物を確実に除去。
これにより、新品時に近い通気性能が回復します。


乾燥工程:温風でしっかりと内部まで乾燥
すすぎ工程を終えたDPRは、ジェットヒーターを使用して温風乾燥を行います。
一定温度でじっくりと乾燥させ、内部の水分をできる限り除去します。
ただし、この段階では完全乾燥ではありません。
ここでは予備乾燥の段階にあたり、最終的な水分除去と機能確認は実車に装着後の強制再生で行います。
この強制再生によって、白煙(水蒸気)が出ますが問題ありません。
といった工程を経て、DPR洗浄が完了となります。


DNシステムの特色
🚚 最短 当日洗浄・納品
自社設備によるDPR洗浄により、最短で当日仕上げ・納品が可能です。
「朝お預かり → 夕方お渡し」にも対応し、車両の稼働を止めません!
💰 自社洗浄だから安い
外注を使わずすべて自社で洗浄を行うため、コストを大幅に削減!
🔧 洗浄不可時はリビルト品をご提案
内部損傷などで洗浄が難しい場合は、
高品質なリビルト品をスピーディーにご提案します!
まとめ
DNシステムでは、
最短当日対応の迅速なサービス
コストを抑えた自社洗浄
再生不可時も安心のリビルト提案
という三本柱で、お客様の車両稼働をしっかりサポートいたします。
DPFの目詰まり・警告灯・再生不良などでお困りの際は、
ぜひお気軽にDNシステムへご相談ください!
豊富な実績と確かな技術で、あなたの車両をベストコンディションにお戻します。
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